スピン&エルロロ 原因と結果の法則。取り組むメリットとは?

連日ファクトリーにこもりながら粉だらけの毎日。
こういう時って仕事に集中していても、頭の中ではもう一人の自分がもう一つの考え事をしている。

『このボードをどう乗って欲しいか』  という思考。

いま7本のボードの作業を進めているけど、1つの作業毎に全てのオーダーシートを見るのね。 そのオーダーシートには

・スピン練習中!
・もうこの年になるとスピンとかしない(できない)のでターンを、、、
・ライディングはメンタルが重要なので信頼出来るボードが欲しい。

・南国のリーフポイントでしっかりしたテイクオフからエルロロを。

そんなお客様の熱い要望がびっしり書いてある。(なかには『おまかせ!』で埋められているものもあるけど(笑))

1日に数回、3日で数十回。そのロッドが作り終わるまでに100回以上繰り返されるこの確認作業。 こんな事を言うと不安がられるかもしれないけど、もともとボードを作りたいからシェイパーになった訳なのだけど、今は必ずしもそうは思っていないんだ。作りたいものは『安心』だったり『理解』だったり、何よりも一番は『お客様の変化=笑顔』なんです。その為の手段としてボードを作ってる。

なぜお客さまは2万円、4万円の市販ボードではなく、6万円、8万円の僕のカスタムを注文してくれたのか?
数ある他のカスタムブランドじゃなくて、ちょっとマイナー(だよね?)なロックウェイブを選んでくれたのか。

それって求めている『変化』という役割を僕に担って欲しいということ。その信頼出来るパートナーとして僕を選んでくれてるってことだよね。だからこの思考は当然の役割だと思っている。

なので

『お客様の求めるものが最高のボードです!』

そんなのダメ。50点。 

 だって『私にはどんなボードがいいですか?』って僕のところ来るんだからね。そのままじゃ足りないよね(笑)。
僕はボードで変わる事、ボードだけでは変わらない事を知ってる。

今日は繰り返しになるけどまたあえて伝えて行こうと思いますのでお付き合い下さい。

日本人ってやっぱりとても真面目な人種で、秩序と常識を重んじる傾向が強いよね。そんな日本人が好きでもあるけど、ボディボードライフアドバイザー岩波重之としてはちょっと物足りなく感じる事も多々あります。

バリにいるとオーストラリアからのサーファーが朝食の時間からビール飲みながらプールで騒いでて、そのビールが水の中に入っちゃってもそのまま気付かず飲んで笑ってたりするのを見る。日本人だとあまりそう言う人いないでしょ?(笑)

そして次に会うのが海の中だったりするのだけど、やっぱり凄いサーフィンするんですよ!遊び心がサーフィンを進化させちゃう感じ。

何の話しなのか分からなくならないように伝えるけど、今日お伝えしたいと思うのは『変化の方法を知る!』っていうことです。

さっきの秩序と常識に戻るけど、言いたいのは『教本通り』に取り組みすぎちゃってない?ってこと。

P2 目次
P3 道具について知ろう!
P4 基本姿勢
P5 ビーティング(バタ足)
P6 テイクオフ
P7 ボトムターン
P8 フォワードスピン
P9 リバーススピン

P10 エルロロ・・・

なんて書いてあると、その通りにやっちゃう。

いやいや。順序を守るのはまだいいよ。だって必要に応じて順序が決まってたりするんだからね。でも、

『ひとつひとつが実際に区切られている訳じゃない』というのが注意点! ってことが教本には書いていないんだ。だから上手く行かない。

え?ちょっと分かりにくい??

もう一度言うよ。

波選び〜テイクオフ〜レール入れる〜ボトムターン〜スピン〜ターン〜エルロロ

という『1本のライディング』は全て一連の動作であり、テイクオフが終わってからボトムターンがくる訳じゃないってこと。

さらにね。

その『1本のライディング』って言うのは テイクオフ〜レールワーク という基本の上に成り立っているという事。

ここまで言っておいて振り出しに戻っちゃうように感じるかもしれないけど、今日お伝えしたいのは『出来ない事もとにかくやってみる!』です。

 

あなた『なになに?基本が大事なの?それとも何でもいいからやるの?よく分からないな。。』

岩波『どっちも大切なんだよ。とにかく「何をやればいいのか分からない」っていうのが一番の問題なんだよ。』

あなた『あぁ、、それ私もよく思う事なんですけど、どういう時になってしまうんだろう。。』

岩波『それはね、日常のサーフで変化を生む為の「練習の工夫」が分からないから起こるんだよ。』

あなた『工夫?そんなこと考えてやってないですね。とにかくスピンを回ろうと頑張っていますが。』

岩波『で、回れなくて僕のところにアドバイスを求めてるんでしょ??(笑)』

あなた『そうなんです。。やっぱり何にどう取り組めばいいのかよく分かってないのかも。。教えてください。』

岩波『それはね、「原因と結果の法則」を考える事なんだよ。』

あなた『「原因と結果の法則」?何だかいきなり難しくなって来た。。。><』

岩波『簡単だよ。説明しますね!』

 

テイクオフ、ボトムターン、スピン。成功しないままになっている人、そこには『原因と結果の法則』が足りないのかもしれない。

結果(スピンやエルロロ)は原因(スピードやレールワーク)から生まれる

スピンが失敗した(という結果)⇒スピードが足りない、キッカケのターンがない、乗り込みが足りない(という原因)

エルロロができない(という結果)⇒スピードが足りない、レールが入っていない、ターンができていない(という原因) があるんだ。

じゃぁどうすればいいの??

大きな波を選んで、しっかりレールを入れる、乗り込んで足を引きずらないようにしっかり乗り込みをする(という原因)があると、結果としてスピードが出る。ただ「スピードだけ出そう!」と考えても出るものじゃない。

サイズのある波でスピードを出して、失速なくターンし、リップに当て込む(という原因)があるから、結果としてエルロロが成功する

エルロロ(結果)ができないならその原因に取り組まなければならない。

スピードが出ていて、ターンをした遠心力と乗り込んで重心を集める動作(という原因)があるから、結果としてスピンが回る。スピン(結果)ができないならその原因に取り組まなければならない。

まとめますね。

・結果だけを求めない事。
・結果には原因があると考える事。
・基本はレールだけ使ったライディングにあるという事。
・スピードはスピンにもエルロロにも必要な要素。

・全ては波に合わせる必要があるので、波の変化を感じ続ける事。

ページをめくるような(項目で区切るような)練習はもうやめて、トライしていることに必要な原因をいろいろ試せるように最初の1歩を踏み出してみませんか?

ロックウェイブシェイパー

岩波重之

追記:だからスピンはしない!とか決めすぎる必要もありません。いろいろやると基本も変化しますから。

そして、その原因の克服にはやっぱりスクールが有効です。 ロックウェイブのライダーは全てスクールを開催していますので、お近くの方はこの機会に夏の取り組みをはっきりさせてみるのがオススメですよ!

<スクール申込>

三輪浩加プロ(湘南) http://hirokamiwa.com
池田雄一プロ(宮崎) http://newwave-jp.net
後藤朝子プロ(仙台) http://www.mattys-surf.com
的本明プロ(宮崎)  http://profile.ameba.jp/kira-mato
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三輪浩加プロのライディング講座「スピン〜エルロロ」編

先日書いたブログ「え?スピンしないと上手になるの?」があまりに好評でビックリしました。写真やビデオは毎日のように見られるけど、解説が足りないから分からないことだらけなんですよね。

>>「え?スピンしないと上手になるの?」を読む

そして先日の仙台でお世話になった金子さんから映像が届く。「いや〜岩波さんのブログに感化されて(笑)」って。。ならば使わせていただくしかないじゃーないですか。

小波で良いライディングしている映像をとことん解説していきたいと思います。
解説動画はこのブログ最下部に貼ってありますので、是非ブログを読んでからご覧くださいね。

 

前回スピンしないと上手になるよ!とお話しした本意はというと

『レールワークを覚えなきゃ良いスピンもエルロロも何も出来ないのに、テイクオフの後すぐにスピンなんか練習始めちゃって、ただ回るだけのスピンに満足しちゃって、その先の上達の芽がなくなっちゃってる人が多いから、じゃーそんなならスピンなんかやめてターンだけしてたほうがよっぽどマシだよね!』ってことなんだけど長いね!!(笑)

だから、スピンをしたらいけないってことでも、エルロロだけやればいいってことでも、振り子のターンしかターンじゃないってことでもないんですよ。まずここまでいいですか??

仙台から送られてきたのは三輪浩加プロの腿サイズでの

テイクオフ〜スピン〜エルロロ〜エルロロ

というライディング。ね?スピンしていいでしょ??
でもどんなスピンならOK?エルロロとの関係は??

そこをとことんやってみましょう!

 

【その1  テイクオフをします】

テイクオフ編なんてのはまたの機会にするとして、ここで見てほしいのは

・テイクオフで三輪プロが見てる目線
・あらかじめレールが入ったボードの向き

です。なんとなくは進まないので長くなります(笑)
スクリーンショット 2015-05-21 17.41.47

 

【その2 ターンはしっかりと!】

みんなこのターンが出来ないんです。もういきなりできないの!この2枚目にいくまでにスピン始めちゃうからね。。このターンしないテイクオフならしない方がいいかもしれませんって言うほど大切なターンです。

・三輪プロの目線はどこかな?⇒スピンの位置を確認しています
・姿勢はどう?自分の乗り込みと比べてみて!

スクリーンショット 2015-05-21 17.42.06

 

【その3 ノーズが波側に向いてから乗り込む】

その2の写真で波と平行な向きまでターンをしていました。もうちょい!
ノーズが波に向いた(波と平行を超えた)瞬間に乗り込みましょう!

・乗り込み時の姿勢、膝までボードに乗り込んでいます。
・目線は?⇒やっぱり波を良く見ていますね!

スクリーンショット 2015-05-21 17.42.25

【 その4 回転姿勢と目線 】

回転は「スピード+ターン+乗り込み」で始まります。3つの要素のどれかが足りないと回転が遅くなったり、途中で止まったりします。三輪プロはもちろんすべて足りているので回転していますが、やはり大切なのは姿勢と目線です。

ボードの中央に重心があり、目線は出来る限り先の波を見ています。この後のライディングを常にイメージしているのですね。

スクリーンショット 2015-05-21 17.42.50

 

【その5 足は回りきってから戻す 】

ここまで回転したら足を下ろします。その4の写真くらいで足を戻して、スピン後半を戻した足を支点に回転する方も多く見られますが、これは良くないですよ。なぜならスピンしながらも、ボードは波を滑っているのに足をつけることで一気に失速することになります。この失速=回転になりますが、回転し終わった次からが変わってきてしまいます。

スクリーンショット 2015-05-21 17.43.30

 

【その6 回転終わればレールを入れる】

スピン回転のきっかけ作りのためにレールを入れてターンし、スピン回転のためにレールを抜きました。なのでスピンが終わればすぐにレールを入れましょう。そして次の目標に向かっていきます。目線をみてください。完全に【何か】を見ていますね(笑)

スクリーンショット 2015-05-21 17.43.40

 

【その7 リップになりそうなリップに向かってターン】

エルロロが後少しなのに出来ない方で多いのは、【リップに当てるタイミングが遅い】場合が多いです。

 

「あ!リップだ!エルロロだ!!」

 

なんてまさかそんな。。しかもまだボトムにいて?

これかなり遅いです!

 

自分が居る場所からリップにいくまでにも時間がかかります。波は止まりませんので、その間もどんどん育ちます。なので【リップになりそう?】という場所に向かってターンしていきます。目線、、、もう分かりますね!

スクリーンショット 2015-05-21 17.43.54

 

【その8 リップに上っていくライディング姿勢】

テイクオフからおりていくイメージは持っていても、波のリップに上っていくイメージが持ててない方多いのではないでしょうか。

角度のある波に上ってその上で回転しよう!それがエルロロ。

上る姿勢がターンと同じ姿勢のわけありませんよね。写真のように胸を反らせて【波の面に沿うようにライディングを続けていく】んです。

ここで頭が下がって肩に力が入ったままの姿勢だとかなりスプレーを出して失速してしまうので注意しましょう!

スクリーンショット 2015-05-21 17.44.06

 

【その9 リップに当たる時までライディング姿勢です!】

「あ!リップだ!」
「だめだ間に合わない!!」

『えいや!』←腕伸ばしてボードだけ差し出すかけ声

 

よーく見ます(笑)

 

腕は伸ばしたら【ダメ】です。だってね、

 

腕だけ伸ばす=体の位置は低い=エルロロ回転する時間がない

腕を伸ばす=リップに当たる力は腕先だけで吸収される=飛びだせない

からです。本当にダメです。三輪プロは基本姿勢のまま当てているので、ボードと垂直になっている肘から肩の骨を伝わって波の力が体を飛ばしてくれます。

分かりやすく言うと

ハイタッチを頭の上高い位置でやると、手先だけ「パチーン」ってなるでしょ?体には衝撃こないんですよ吸収しちゃうから。

写真 2015-05-21 20 50 19

 

エルロロも同じなんです。だから基本姿勢のまま当てにいきましょう。その分早めにターンが必要ですよ!

スクリーンショット 2015-05-21 17.44.22

 

【その10 ボードは波の上で回す】

これが出来ると最高です。水って重いんですよ。1メートル四方で1トンもある。バケツの水だけでも重いでしょ?エルロロでボードに水かぶっていたら回る訳ないんです。だから出来るだけタイミングよくリップに当てたい。水がかぶってないのが最高!こういう目線でこれからリップに当ててる写真とか見てみてくださいね!

スクリーンショット 2015-05-21 17.44.33

 

【その11 パワーゾーンを意識せよ】

パワーゾーンとは、乗れる範囲で一番力のある場所のこと。力がある=角度が急っていうのが分かりやすいでしょうか。この画像の瞬間ですが、先にフェイスが出来ていないので、ほんのちょっとレールを切り返してカットバックするんです。見逃しそうなターンなのですが、このレールワークは次のアクションを生み出します。

・先に先に〜って走っても何もないことが多いです

スクリーンショット 2015-05-21 17.44.55

 

 

【その12 リップを意識してベストなタイミングを目指す】

見てますねーリップ!

スクリーンショット 2015-05-21 17.45.24
リップしか頭にはないような。でもこれ正しいんです。

前回のブログ「え?スピンしないと上手くなるの?」では【スピンしたらターン練習しなくなるからスピンしなくて良いよ】っていうお話でした。

まだはっきりしない方も多いと思うんですが、一例として極端にお話しするとね。

 

エルロロが一番大事。エルロロしなくちゃいけないから、波が崩れる瞬間は必ずリップに到着していなくちゃいけないからね。少しでもいいタイミングでリップにいけるようにずっと考えていたいから。

スピンなんかよほど暇な時しか出来ないの。。。

 

そういうお話。「私の目標のスピンがそんな酷い扱われ方されて。。」って思うかもしれないけど、コンテスト出ている人なんかそろそろ気づいてほしいんです。

必死にスピンを4回しても3点とかってよくあるのに、テイクオフから大きなターンで加速して、ドンピシャのタイミングで特大エルロロ1発で10点満点!とかもあるんです。スピンどんなに良くても1回転して10点はないでしょうね。

すでにジャッジング(採点)でもリッピングに比重があるのは当然の話。

 

波乗り=波の動きに合わせてボードで走る

 

なのだけど、この「合わせて」ってつまりはパワーゾーンキープの意味。スピンって言う自分の欲を優先させて、リッピングのチャンス逃していたら良い波乗りにならないこと。

スピンをやるなっていうじゃなくて、『波乗り』を大切にしながらスピンも練習してほしいんですよ。

 

【その13 ライディングを仕上げる】

 

スクリーンショット 2015-05-21 17.45.47

スクリーンショット 2015-05-21 17.46.00

 

いいタイミングです。このタイミングのためにカットバックしてパワーゾーンをキープして、フェイス作って、レールセットして、リップへのターンして。その『下準備』が出来ているからこうして良いエルロロが決まるんですよね。

 

このブログもまとめましょう!

 

・波は常に動きます。しっかり見続けて後手後手にならないように。
・エルロロのタイミングを学ぶとターンが出来るようになります。
・当分エルロロがないな。。そこがスピンのタイミングです!
・パワーゾーン、レールワークの下準備があるからエルロロは回ります!(スピンもね!)

 

そうするとこのようにやり遂げた表情で1本の波を乗り終えることができます(笑)

 

スクリーンショット 2015-05-21 17.46.35

 

いかがでしたか?長くて読むの大変だったと思いますが、たまにはこうしたとことん解説もいいかと思っています。お付き合いいただきありがとうございました。少しでもお役に立てば幸いです!

 

撮影してくださいました仙台の金子様、ありがとうございました。
一緒に入ってくれた仙台のみんなにも、ありがとう〜!!

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では肝心の動画です!
何度でもこのブログと行ったり来たりしてご覧くださいね!

 

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スピンしないと上手くなる?

おはようございます。朝から思いついた事がありブログ書いています。
まずはオーダーフェアのお礼から。

17日の日曜日で春のオーダーフェアが終了致しました。多くの皆様からオーダーを頂き嬉しく思っています。ここから順次心を込めて製作していきますので、到着まで今しばらくお待ち下さい!

さて、週末鵠沼の小波で遊びました。サイズは腿くらい。
もう連休もあけて冬眠から覚めたボディボーダーの方も見られるようになってきて、その日も周りで4名ほどが入っていたのですが、そこでどうしても気になる事が。。

今回のオーダーフェアでは、お客様から「これでもか!」というほどのヒヤリングをさせていただきました。

『ご自身で感じる今の問題点は?』
『今取り組んでいるライディングは?』

多くの方が『スピン』を含んだ回答をしていて、やっぱりみんなスピンが好きなんだな〜って感じていました。

一方で、同時に課題に上がったのは『エルロロがどうしても出来ない』というもの。

ここでエルロロとスピンを比べてみましょう。

A地点からテイクオフします。
高いリップから低いボトムへ向かいます。

写真 2015-05-19 7 07 15

エルロロをするには赤で示した、ターン後半が必要になってきますよね。
低いボトムから高いリップへ向かう訳です。
写真 2015-05-19 7 07 57

ここで早くも壁が立ちはだかります。

エルロロが出来ないと話してくれた皆さんの「出来ない」の内容は、『リップに当たらない』『リップまでたどり着けない』が多い理由でした。

これはどういう事かというと??

『リップへ向かう為のターンが出来ない』

ということなんです。

以下の図でボードの傾きを表してみました。ギザギザは『幅が広い』ほどボードが傾いている(レールが入っている)状態です。

写真 2015-05-19 7 08 39

これをみると、テイクオフからレールは入っていて、そこからボトムを回り込むときに一番深くレールが入ります。

テイクオフからレールは入っている。
入っているレールが徐々に深く入り(ボードが大きく傾き)ボトムを通過する。

その結果。

リップまでたどり着く事が出来る。

ということ。

ちょっとあまりに上手く書けなかったんだけど(笑)
これが『振り子のターン』ですね。

振り子のターン:テイクオフからリップまでを振り子のように走る均等なターンで、ライダー池田雄一プロ曰く、一番スピードのロスが無いターンだということ。

写真 2015-05-19 7 12 01

長くなったけど、ここでスピンを練習してる人、というより僕が鵠沼で見てとても気になったライディングを示してみました。

写真 2015-05-19 7 11 50

B地点からテイクオフして、高い場所から低いボトムに下りて行く途中で、、、

そのまま『レールを抜いて』スピンをしてしまうんです。

もう一度言います!

せっかくテイクオフしたのに、『いきなりレールを抜いて』『上から下に行く慣性だけ使ってスピン』をする。

高いところに行ける要素は一つもないので、回り終わってもボトムにいます。
そのまま上からリップが振って来てライディングが終わります。

このライディングを良い波でやったとしても?
100メートル乗れる最高の波でも1メートルしか使わないライディングになってしまう!

僕は思いました。

日本のボディボーダーがなかなか上達しない理由。

『スピンを練習するから』
『スピンが出来ると満足するから』
『リップの意識が足りないから』

これらは波が小さい日本だから成り立つ悪循環なのですが、小さい波でもリップを意識し、しっかりレールを使えるようなライディングが『カッコいい!』と気付いて欲しいなぁと思います。

ボディボードはレールを入れる方が抜くより圧倒的に難しい。
そしてエルロロはもちろん、みんなが目指しているはずのリップでかけるスピンもターンが必要なんです。

僕がスクールでよく言う例えは

レールワークはスポンジケーキ
スピンはデコレーションのクリームやイチゴです。

1本のライディングでおいしいケーキを作りたい。
でも多くの方がスポンジケーキを重要視しないで、おいしいスポンジケーキを焼こうとする前に、お皿にいきなりクリームとイチゴを盛りつけ始める。それではケーキにはならないんです。

スピンの練習やめたらライディング良くなった人たくさん知っています。
たいていスピンを再開すると元のレールワークが無いライディングに戻ってしまいます。

さぁ、みなさんはいつレールワークを身につけますか??

 

良いスピンをしたいなら、スピンの練習をやめる必要もある。
そんなお話でした。
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小波コンセプト徹底解剖!

3月31日までの日程で開催れているオーダーフェア。その中での目玉商品は何と言っても小波”Konami”コンセプト。

今回のフェアでは小波ベーシックを55,000円で、小波スペシャルライトフォームタイプを69,000円、同じくスペシャルのi-FlexCoreタイプを71,000円で提供中だ。(詳細はBODYBOARDSページ参照)

ここで今一度今回の目玉モデル「小波コンセプト」ボードについて徹底解剖してみようと思う。

ボードメイン画像

小波コンセプトは読んで字のごとく小波を楽しむために開発されたコンセプトモデルだ。
実際腰サイズくらいまでの使用を想定していて、そうした力のない波でもよく走り楽しめることが、「カスタムボードで笑顔を作り出す」というロックウェイブのシェイプポリシーにはとてもマッチしていると思っている。

今までお話してきた数多くのボディボーダーが問題と感じていた「小さくてダルい波が苦手」という現状。せっかくのお休みに波は楽しめるサイズで迎えてくれるとは限らないわけなので、ならばボードの作り手であるシェイパーがその問題に精一杯取り組もう!ということである。

では力のない小波用ボディボードには何が必要なのだろう??この機会に改めて一緒に考えてみてほしい。

その1.【浮力】
テイクオフを助けてくれる浮力を考える際に、逆の大波に必要な要素も考えてみよう。波が大きく掘れて力があれば、テイクオフよりもテイクオフしてからのレールワークが大切になってくる(=テイクオフはできちゃうので軽視され、レールが抜けないことが求められる)わけなので、テールはバットテールからアーチテールになっていくだろうし、ボードも薄くなってテール幅も細くなるだろう。言い換えれば、波に力があるときにはその(アーチテール、薄い、細い)浮力の組み合わせが必要になってくるといえる。

小波となればその逆なわけだ。テールはバットテールやストレートテール、厚みもほしいしテールの幅もほしい。そうすれば体重を支える浮力が増えて、波からの力が小さくてもより楽にテイクオフしてくれる。大波に比べてスピードも出ないからレールが抜ける抜けないよりもテイクオフできるできないが重要視されわけだ。

あとでまとめ上げるので浮力はざっとこのへんで次に行こう!

その2.【アウトライン】
さっきの浮力で話したことと重複する部分もあるが、テールの幅が必要になってくる。これも浮力確保のため。

その3.【厚み】
厚みもほしい!なぜなら浮力が。。。

とにかく浮力がほしいのだ!(笑)

しかし!

浮力があればいいというものではない。それだけで良ければ今すぐお店に駆け込んで【一番でかいボードください!】で事足りる。そんな解決が出来るなら小波コンセプトなんて作らないわけだ。他のボードブランドに負けない自信があるから大々的にプッシュしているのである!

「浮力があればいい」というのは言い変えれば「テイクオフさえできればいい」ということ。でもそれが本当に楽しく満足なのだろうか?もちろん始めたばかりの方や夏のビーチで遊ぶ子どもたちであれば、その一日で何本乗れたかという浮力だけあれば解決できるかもしれない満足でも十分かもしれない。でもある程度波乗りの楽しさを経験している皆様が求めているものはそれだけじゃないはずだ。

小波でもスピードを出してスピンをしたい!
小波でもエルロロに挑戦したい!
小波でもしっかりターンを学びたい!


そうした要求に応じるための小波コンセプトなので、浮力は浮力でも【浮力のバランス】に最大限こだわって設計した。長くなるので一言で言ってしまうと、【小さな波でも楽にテイクオフして、スピードを出して、ダルい操作性じゃなくてターンもできてスピンやエルロロなどアクションを楽しめる!】ということ。素晴らしいでしょ?

ではその夢を支える一つ一つの要素を見ていこう。

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まずはテール形状。
両サイドのレールよりもボード中心が長くなっている。これはテイクオフに必要な浮力を持たせることと同時に、この飛び出たテールがボード左右の中心軸になり、短いレールを差し込みやすくなっている。焼き鳥の【串】を持ってくるくる回す感じ(それがターン)といえばわかりやすいかもしれない。浮力と同時にバランスも考慮されたデザインなのだ。


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続いてコンツァードデッキ。
コンツァードデッキとはボードの部位により厚みを変えてあり、【層】になっているデッキデザインのこと。ボード中央は厚みがあるので浮力が確保でき、レール付近は薄くなっていて全体が平坦で厚みのあるボードに比べ、いい意味でバランスがシビアにできているので、操作性がだるくならずレールが入りやすいといういいとこ取り。そして小波コンセプトではこのコンツァードをテールよりのみ厚くデザインした。ボードの前後浮力バランスというあまり聞き慣れない要素にも取り組んでいる。テールを簡単に持ち上げてくれて、ノーズが押しやすい。


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水を逃がすノーズロッカーのシングルコンケイブ
小波でのテイクオフでは、弱い力をボードのボトムに上手に受けるためにノーズを押しボートと波の角度を合わせることが重要だ。しかし押してくれる力が弱いので、テイクオフでのスピードが出ない。よってノーズ付近でボトムに流れ切らない水が逆流してテイクオフを邪魔することがよくある。言い換えると「ノーズを押しすぎてしまう」ということだ。
その邪魔な水の流れをこのシングルコンケイブが吸い込みテールへ流していく。この部分に流れが集中することで、発生する揚力(飛行機が飛ぶときの力)がより強くなり、早く速いテイクオフを助けてくれる。

その3つの要素が小波コンセプトを織りなす最低要素。今回特別価格55,000円(税込)で販売しているベーシックモデルの内容だ。そしてスペシャルモデルにはこのベース要素に加えてライディング姿勢のみならず、ドルフィン時のグリップも支えてくれるシステムデッキグリップ、ターンで指先が引っかかるノーズバブル、テイクオフが早くオンショアなど荒れたフェイスでもボードが安定してスピードが伸びるビックダブルコンケイブを採用。そしてスペシャルモデルにはフレックスにも考慮しタイプをi-FlexCore(税込71,000円)とライトフォーム(税込69,000円)に分けた。ご自分の環境の水温や、使用する季節、スピードとターンどちらを重視するかなどお好みでチョイスしてほしい。

このチョイスなのだが、ボードを複数使うことはまだ慣れていない方が多い。でも海で波を見て、今日の波では自分の持ってきたどちらのボードが合うのかを考える時間は、ボディボーディングを楽しみ上達していく過程でとても大切なことだ。なぜならボディボーディングは「波との対話」。そしてボードを選ぶとき、あなたはすでに波と対話を始めているのだ。こうした「ボードを選ぶ」「乗る波を選ぶ」「リップに向かう」など自分が意識的に判断し行動したことには波が答えを返してくる。

「今日はそのボードバッチリだよ!」かもしれないし、「今日はもう一本のほうが良かったよ」かもしれない。
「今のタイミング遅すぎたでしょ!」「今のリップじゃエルロロ出来ないよ?」だったり「今のスピンの場所最高だったね!」だったり。

これら波との対話がなければ自分の波乗りに大きな変化はない。なぜなら波は同じ形がなく、自分の思い通りにならないという波乗りの大原則があるからだ。

最後にさらに大切な脱線をするが、今回のネーミングでは【コンセプト】というのが何より大切だ。ロックウェイブのカスタムボードはユーザー様に必要な要素を最大限取り込んで作られる。ゆえの定形のモデルというものは存在しない。Hiroka SetやU-1 Setなどのオーダーフェア限定ボードも、あくまで本人たちが気に入っているオプションの組み合わせを「Set」と示しただけであり、アウトラインや浮力のボリューム、テールデザインやi-FlexCoreのフレックス調整に至るまで、実際に乗られるユーザー様に徹底的に合わせていく。要は「Set」も「コンセプト」もあくまで【方向性】ということである。

なぜモデルを作らないのか。

それはボードを作るときが一番自分の波乗りを見返し、目標を考えるときであるから。モデルを選ぶよりもっともっと一緒に考えて飛び切りの笑顔を生み出せるボードを作り出したいのである。さらに、

ロックウェイブ春のオーダーフェアは3月31日まで!全国のディーラー様にはすでにチラシが配布され、最新のカラーサンプルも到着しているので、ディーラーページよりお近くのショップを探して是非足を運んでほしい。ディーラーページのMAPをクリックすると地図が表示されます。スマホからだとGoogleMapが立ち上がってナビにもなりますよ!

近くにショップがない!とかでも心配無用!FAQページのアクセスフォームからお気軽にお問い合わせください。

今年はこの小波コンセプトと共に、最高の思い出を作っていきましょう!

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